ミラノ大聖堂聖歌隊  グレゴリオ聖歌
真言宗 しんごんしゅう   声明 しょうみょう

天上からふりそそぐ中世ヨーロッパ1000年の響き《グレゴリオ聖歌》、
地から湧き上がる空海が伝えた仏教音楽《声明》−
祈りの共鳴が呼び起こす魂のハーモニーが、
心を繋げ魅せる圧巻のクライマックス!!

出演
ミラノ大聖堂聖歌隊
クラウディオ・リヴァ(指揮)
真言宗 青教連法親会

 

2017年 12月1日(金) 18:30開演(18:00開場)

Bunkamuraオーチャードホール

料金:(全席指定/税込)

※未入学児入場不可
 


【曲 目】

第一部  真言宗声明 

散華 (さんげ)
唱礼 
(しょうれい)
称名礼
 (しょうみょうらい) ほか

 

第二部  ミラノ大聖堂聖歌隊 グレゴリオ聖歌

公現祭の晩課のルチェルナリウム「なぜならあなたこそ輝かせ・あなたのもとには」
“Quoniam tu illuminans/Apud te”(Lucernarium of Epiphany vespers )

公現祭の晩課の賛歌「いと高きものよ、輝かせ」
“Illuminans Altissime”( Hymn to Epiphany vespers)

待降節第4主日のマニフィカト・アンティフォナ「すべての民」
“Omnes gentes” Magnificat Antiphona IV Sunday of Advent

主日ミサ通常唱のグロリア
Gloria Tonus Dominicalis (Glory of Mass)

降誕祭ミサのアレルヤ唱「今日」
“Halleluja : Hodie”( Hallelujah for Christmas Mass)

感謝の賛歌「テ・デウム」 ほか
“Te Deum”( Pro Gratiarum Actione)

 

第三部  コラボステージ

声明:露地偈 (ろじのげ)

グレゴリオ聖歌: アンティフォナ(交唱)「異邦の者が我に逆らいて立ち」
詩篇第54編「主よ、御名によって」

Antiphona : Alieni insurrexerunt
Psalmus 53 : Domine, in nomine tuo

声明:理趣経善哉譜 (りしゅきょうせんざいふ)

グレゴリオ聖歌: 第4ミサのキリエ
Kyrie IV

 



【東西の祈りの時間、そして音楽の源の合流】
この公演のクライマックスは、第三部のグレゴリオ聖歌と真言宗声明のコラボステージです。
天上から降り注ぐ聖歌と、地から湧き上がり裾野が広がるような声明が、同時にBunkamuraオーチャードホールに響きます。
異なる宗教の音楽であり、対照的な広がりを持つ2つの歌声は、不思議なほどぴったりと調和し、新しいハーモニーを生みだします。
魂を揺り動かし、祈りと感謝を捧げる荘厳な響きは、2014年のツアーでも感動を呼びました。

…ミラノ大聖堂聖歌隊 指揮者クラウディオ・リヴァ氏インタビューより抜粋…
言葉は通じなくても心がつながりました。声明の歌唱法がいにしえの聖歌の歌い方に似ている点もあり、 悠久のロマンを感じました。今回の聴きどころは『融合』です。宗教の差を越えて、それぞれの精神性を持ちながらも一つになっていく、普遍的なものをお届けします。世界でも貴重で特別な共演の場で、その空間に身を委ね、今まで体験したことのない『融合』を感じ取ってみてください。

…真言宗青教連法親会 堤大恵氏インタビューより抜粋…
“日本の声楽の原点”といわれる声明の深い芸術性、日本の伝統文化を、祈りと感謝の気持ちを込めて、伝承したいと思います。
宗教音楽は本来、死者を弔うものではなく、真摯に生きる人たちへ向けたメッセージです。いま生きている私たちが、いかに生きていくかを奮い立たせるものでもあります。生きている喜びや希望を、音楽を通じてより深く感じていただきたいです。

<グレゴリオ聖歌とは?>
−西洋音楽の源とされる聖歌−
その起源は8世紀の終わり頃に遡る、ローマ・カトリック教会で用いられる単旋律、無伴奏の宗教音楽のことです。
現在の五線譜の原型である「ネウマ譜」と呼ばれる譜面にラテン語で書かれたものが今日でも残されています。
ミサや聖務日課といったカトリック教会の典礼で歌われるラテン語の歌で、レパートリーは全て暗記され、口承されてきたと考えられています。
言葉の抑揚と旋律の動きに合わせた特有のリズム持っています。その豊かな旋律にのせて語られる聖書の言葉、祝祭の内容を伝える言葉、 神をたたえる言葉は、天上から舞い降りる、永遠のなかに漂うかのような響きで、1000年の歴史を持つ聖歌にふさわしく、安らぎと静かな喜びをもたらします。

<真言宗声明とは?>
−日本音楽の源とされる声明−
仏教儀式において僧侶が仏陀(釈迦、ゴータマ・ブッダ)の説いた経典や、あるいはそれらを解説した文章を暗記し朗唱する際に旋律をつけて唱えたもので、9世紀始めに弘法大師空海が中国から伝え、伝承されてきた無伴奏の宗教音楽のことです。
グレゴリオ聖歌と同様に1000年の歴史を持つ声明は、現代社会の喧噪の中で静かなブームとなっています。
中でも、天台声明と並び二大流派といわれる真言宗声明は、男性的なダイナミックさが特徴で、その地から湧き上がる響きは、魂の音楽と称するにふさわしいものです。


プロフィール
ミラノ大聖堂聖歌隊
Cappella Musicale del Duomo di Milano

ミラノ大聖堂聖歌隊は、大人20名と子ども35名で編成されている聖歌隊であり、ミラノで最も古い文化団体です。その起源は、14世紀末の大聖堂建立が始まった時まで遡りますが、その音楽活動は、11世紀以前のポリフォニー音楽が出現する前のミラノ司教座大聖堂学校から始まります。そして現在に至るまで、一度もその音楽活動は途切れた事がありません。
何世紀にも渡る長い歴史を通し、数多くのすぐれた指揮者、オルガン奏者を輩出しています。マッテオ・ダ・プラト、マッテオ・ダ・ペルジャ(両者とも1394年に任命されたオルガン奏者)、1402年に最初に任命された指揮者フランキーノ・ガッフーリオ(作曲家、音楽理論家、人文主義者、詩人としても優れていた)、17世紀のミラノを代表する作曲家ミケランジェロ・グランチーニ、同時代のヴィンチェンツォ・ペレグリーニ、ジョヴァンニ・アントニオ・グロッシ、そして、18世紀の音楽を生んだジョヴァンニ・アントニオ・フィオリーニ、ジュセッペ・サルティ、カルロ・モンツァ、アゴスティーノ・クワーリャ、そして宗教音楽の危機の時期に伝統を守りながら優れた音楽を生み出したベネデット・ネーリ、ライモンド・ブケロン、サルヴァトーレ・ガロッティ、宗教音楽に新風を送り込み1998年まで聖歌隊の指揮者であった指揮者ルチアーノ・ミリアヴァッカなどがそうです。
ミラノ大聖堂聖歌隊は日頃から過密スケジュールで活動を精力的に行っており、毎週日曜日のミラノ大聖堂のミサ、数多くの公的文化行事、宗教行事に参加しています。その実力、地位は高く評価され、それ以外に、イタリア国内各地での演奏活動や重要な国際音楽祭での演奏活動を行っています。
コンサートは、子どもが加わる場合もありますが大人のみの編成で行われることが多く、2017年の来日も大人のみです。
クラウディオ・リヴァ(指揮者)
Claudio Riva

ミラノ出身。ミラノのジュセッペ・ヴェルディ音楽院でオルガンとオルガン音楽の作曲をルイジ・ベネデッティ教授に学ぶ。その後、グスタヴ・レオンハルド、トン・コープマン、ジャン・ラングレに学ぶ。
ジュセッペ・ヴェルディ音楽院卒業後、ミラノのドゥオモ大聖堂聖歌隊の副オルガン奏者として活動を始め(同時にイタリア、そして海外でオルガン奏者、他の合唱団と合奏団のメンバーとして演奏活動をしていた)、1998年10月には、ルチアーノ・ミリアヴァッカ大司教の後任として、ミラノのドゥオモ大聖堂聖歌隊の主任指揮者に任命される。
2005年には、アンブロジオ宗教音楽(グレゴリオ音楽)聖歌隊の指揮者に任命される。
ミラノ大司教管区の宗教音楽評議委員会の評議委員でもあり、現在、セヴェソのマルス神音楽院でアンブロジオ宗教音楽を教えている。また、ミラノのドゥオモ大聖堂に所属する聖歌隊学校・フランキーノ・ガッフーリオでも子どもたちに音楽を教えている。
真言宗青教連法親会

弘法大師の御教えを“学び”“育み”“伝える”ため、1993年一味和合の精神のもと、九州各地より真言青年僧有志が集い結成。
密教の教えのみならず、日本の豊かな伝統文化を学ぶことも活動に取り入れ研鑽を積み重ねています。
主な活動に、2015年高野山開創1200年を記念して、高野山壇上伽藍金堂において庭儀理趣三昧法会を厳修。
過去には、人間国宝・梅若玄祥氏の新作能への出演、和太鼓の世界的エンターテイメンター・TAOとの共演など。
そして、今回のミラノ大聖堂聖歌隊とは3年ぶり2度目の共演となります。前回(2014年)の公演では、グレゴリオ聖歌と声明という、同じ宗教音楽でありながら、対照的な2つのハーモニーが見事に調和し、魂を揺り動かす荘厳な響きを生み出し好評を博しました。
今、“祈りの時代”において、その先駆者として日々精進活動をしています。

お問合せ・ご予約: チケットスペース 03-3234-9999
月〜土10:00〜12:00/13:00〜18:00 (日・祝は休み)
※チケット発売日及び公演開催の日曜・祝日は営業いたしております。
2017年9月2日(土)発売

主催:アルス東京